2026年4月13日 公開

フィンランドの大学と UAS は何が違う?進学前に知るべき高等教育ガイド

research university と University of Applied Sciences の違い、出願窓口、向いている人を整理

フィンランドの higher education を考える人向けに、universities と universities of applied sciences の違い、進学ルート、Studyinfo の使い方を解説します。

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フィンランドの higher education を考える人向けに、universities と universities of applied sciences の違い、進学ルート、Studyinfo の使い方を解説します。

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フィンランドの大学と UAS は何が違う?進学前に知るべき高等教育ガイド

結論

フィンランドで高等教育に進みたいと考えたとき、日本の大学進学の感覚だけで見ていると最初に迷いやすいのが、universities と universities of applied sciences の違いです。結論から言うと、フィンランドの higher education はこの二本柱で成り立っており、どちらが上という単純な序列ではなく、役割と学び方が違います。

OPH の案内では、universities は education と research の両方を担い、doctorates を授与できます。一方で universities of applied sciences は professional higher education institution であり、applied research and development を担います。つまり、研究・学術色が強い進路か、実務・職業接続が強い進路かで選ぶのが基本です。

最初に押さえるべきポイントは次の5つです。

  1. 1フィンランドの higher education は universities と UAS の二本柱
  2. 2universities は研究と doctoral degree 授与権を持つ
  3. 3UAS は professional higher education と applied R&D に強い
  4. 4どちらも bachelor・master レベルの学びがある
  5. 5出願情報の入口は Studyinfo が基本になる

つまり、進学先選びで大事なのは学校名の響きではなく、「自分はどの学び方と将来像に近いか」を見ることです。

前提

フィンランドの education system では、basic education の後に upper secondary に進み、その先に higher education があります。higher education の段階では、university と university of applied sciences が並立しています。日本人には university のほうが分かりやすいですが、フィンランドでは UAS も主要な高等教育ルートです。

universities は academic orientation が強く、理論、研究、学問的思考、そして doctoral path につながります。研究と教育の両方を担い、博士号を授与できるのが大きな特徴です。一方、UAS は working life との接続を重視し、professional competence を高める設計になっています。つまり、卒業後にどんな形で社会とつながるかの設計思想が異なります。

また、出願情報は学校ごとに散らばっているように見えても、実際には Studyinfo が中心導線です。Studyinfo は joint application の時期や programme information をまとめており、2026年春の大学・UAS joint application の主要期間もそこで案内されています。進学希望者にとっては、最初に覚えるべきサービスです。

実際の流れ

最初にやるべきことは、自分が学びたい内容と、卒業後に何をしたいかを言語化することです。研究者寄りなのか、理論中心で深く学びたいのか、あるいは実務に直結する形で学びたいのか。ここが曖昧なまま学校名だけで選ぶと、ミスマッチが起きやすいです。

次に、university と UAS の役割の違いを、自分の将来像に置き換えて考えます。大学は research orientation が強く、将来 doctoral studies も視野に入る人には自然です。UAS は professional higher education として、working life への接続や applied learning を重視します。つまり、学問そのものを深めたいか、実践的専門性を高めたいかで方向性が見えます。

そのうえで Studyinfo を使って programme を探します。Studyinfo では joint application period や degree programme の情報を一覧で見られます。2026年の spring joint application も 1月に設定されており、出願時期を逃すと進学の計画そのものがずれます。制度理解だけでなく、calendar 管理も重要です。

さらに、language of instruction も必ず確認します。フィンランド語、スウェーデン語、英語の programme があり、言語要件や書類要件も programme によって異なります。移住家庭や海外出願者は、学びたい分野だけでなく「その言語で学び続けられるか」も重要です。

よくある失敗

最も多い失敗は、UAS を「大学ではない別枠の専門学校」のように軽く見ることです。実際には UAS はフィンランドの正式な高等教育機関であり、professional higher education の主要ルートです。ここを誤解すると、進学選択肢を狭めてしまいます。

次に多いのは、university のほうが何となく上だろうと序列感で決めることです。フィンランドでは、どちらが偉いかより、どちらが自分の目的に合うかが重要です。研究志向でない人が university に進んで苦しくなることもあれば、実務志向の強い programme が UAS に多いこともあります。

また、Studyinfo を後回しにして各学校サイトだけを追うのも非効率です。出願時期、programme 情報、条件確認の入口として Studyinfo を早めに使えるようにしておくほうが整理しやすいです。

注意点

higher education の出願では、programme ごとに language proof や document requirements が異なります。特に英語プログラムでは提出期限や証明方法を細かく確認する必要があります。分野が同じでも学校ごとに要件が違うことがあるため、ざっくり比較だけで終わらせないことが大切です。

また、進学後の進路も違います。universities は doctoral route まで見据えやすく、UAS は professional field への接続が強いです。ただし、どちらも bachelor・master に続く道があるため、最初の進学で人生が完全固定されるわけではありません。

移住家庭の子どもや成人学習者は、language support や admission timing も現実的に見るべきです。制度理解だけでなく、「自分がその programme を無理なく始められるか」が重要です。

判断基準

どちらを選ぶべきか迷ったら、次の4つで考えると整理しやすいです。

  1. 1研究・理論中心の学びに強く惹かれるか
  2. 2実務・職業接続の強い学びを求めているか
  3. 3将来 doctoral studies まで視野にあるか
  4. 4Studyinfo 上の programme と language requirements が自分に合っているか

この4つを整理すると、「有名そうな学校」ではなく、「自分に合う高等教育ルート」が見えやすくなります。

まとめ

フィンランドの higher education は、university と UAS という二本柱で成り立っています。universities は research と doctorate、UAS は professional higher education と applied R&D が特徴です。どちらも正規の高等教育であり、役割が違います。

大切なのは、序列ではなく適性で選ぶことです。自分がどの学び方に向いていて、どんな将来像を描くのか。そこから逆算すると、進学先の見え方はかなり変わります。

次にやるべきこと

まずは、自分が学びたい分野、将来の仕事像、希望言語、出願時期を書き出してください。そのうえで Studyinfo で university と UAS の programme を並べて比較し、研究志向か実務志向かの軸で選ぶのが最も実務的です。

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