2026年4月13日 公開

韓国で働く外国人の労働ルールは?労働時間・残業代・休暇・最低賃金・未払い時の対処まで解説

8時間・40時間の原則、割増賃金、休暇、2026年最低賃金、相談窓口まで実務で整理

韓国で働く外国人向けに、労働時間、残業代、休暇、2026年最低賃金、未払い賃金や違反時の相談方法まで、最初に知るべき労働ルールを解説します。

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韓国で働く外国人向けに、労働時間、残業代、休暇、2026年最低賃金、未払い賃金や違反時の相談方法まで、最初に知るべき労働ルールを解説します。

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韓国で働く外国人の労働ルールは?労働時間・残業代・休暇・最低賃金・未払い時の対処まで解説

結論

韓国で働く外国人が最初に知っておくべきことは、とてもシンプルです。韓国では外国人労働者も韓国の労働法による保護を受けます。つまり、「外国人だから弱い立場でも仕方ない」と思い込む必要はありません。少なくとも最低限の労働時間、賃金、休暇、残業割増などには基準があります。

先に結論を言うと、韓国で働くなら、まず「1日8時間・週40時間が基本」「延長・深夜・休日労働には50%の割増がある」「2026年最低賃金は時給10,320ウォン」「未払い賃金などはMOELへの相談・申立てルートがある」という4点を最初に押さえてください。Seoul公式の労働案内では、法定労働時間は1日8時間、週40時間、延長・深夜・休日労働には50%の割増があるとされています。さらに、外国人労働者も韓国の労働法上の保護を受けると明記されています。

この4点を知っているだけで、契約時の見え方も、給料明細の見方も、何かトラブルが起きたときの行動も変わります。逆にここを知らないまま働くと、違和感があっても「韓国ではこれが普通なのか」と流してしまいやすくなります。

前提

MOEL公式の英語ページでは、韓国の労働基準法は賃金、労働時間、休日、休暇などの基準を定めるものであり、原則として常時5人以上の労働者を使う事業場に適用されると説明されています。また、一部規定は4人以下の事業場でも適用される場合があります。つまり、職場規模によって細部は変わりうるものの、労働ルールがまったく無法になるわけではありません。

Seoul公式の労働案内では、法定労働時間は1日8時間、週40時間、休憩は4時間につき30分、8時間につき1時間と整理されています。さらに、延長・夜間・休日労働には50%の賃金加算があるとされています。これは働き方をチェックするうえで非常に重要です。基本給が高い低いだけでなく、残業の付き方や休憩の取り方が法的にどうなっているかを知らないと、実際の待遇を正しく見られません。

休暇についても、Seoul公式では、1年以上勤務して出勤率80%以上なら15日の有給休暇、1年未満なら月ごとに1日の有給休暇が整理されています。つまり、休暇は「会社の気分次第」ではなく、一定の枠組みがあります。

最低賃金は2026年に時給10,320ウォン、月額換算で2,156,880ウォンが最低賃金委員会の英語ページで案内されています。ここは非常に大事です。MOEL英語トップは2025年数値のままでも、最低賃金委員会の英語ページでは2026年の公表額が確認できます。韓国で新しく働き始める人は、必ず今年の基準で確認する必要があります。

実際の流れ

韓国で働くとき、最初にやるべきことは契約内容の確認です。仕事内容、所定労働時間、休憩、休日、給与、残業の扱いを確認し、自分の想定とずれていないかを見ます。特に「月給だから残業代は全部込み」と曖昧に理解してしまうのは危険です。実際には、延長・深夜・休日労働の扱いが明確かを見なければなりません。

働き始めた後は、勤務時間の実態を自分でも記録しておくことが大切です。出退勤時刻、休憩の実態、休日出勤の有無を残しておくと、後で賃金や割増の確認がしやすくなります。違和感を覚えたとき、記録がないと「気のせい」で終わりやすいからです。

給料を受け取ったら、最低賃金を下回っていないか、残業分が反映されているかを見ます。2026年最低賃金は時給10,320ウォンなので、時給制ならそのまま比較しやすいです。月給制でも、実労働時間と固定給のバランスを見れば、最低基準を下回っていないかの感覚は持てます。

もし未払い賃金や法違反が疑われる場合は、韓国のMOELルートを使うことができます。MOEL英語ページでは、未払い賃金や法定手当、労働基準法違反について、e-people経由で所管の雇用労働官署に申立てできる案内があります。また、MOEL英語Q&Aページでは、質問や相談はE-application経由を使い、電話相談は1350、海外からは+82-52-702-5089と案内しています。つまり、泣き寝入りしかないわけではありません。

Seoul公式では、Seoul Global Centerで平日午後に弁護士や労務士による無料法律相談も案内されています。外国人にとって、いきなり行政申立てが重い場合でも、まず相談して状況整理するルートがあります。

よくある失敗

一番多いのは、「外国人だから韓国人と同じ保護は受けられない」と思い込んでしまうことです。実際には、Seoul公式でも外国人労働者は韓国の労働法の保護を受けると示されています。この前提を知らないと、不当な扱いに気づいても動けません。

次に多いのは、月給額だけ見て条件を判断してしまうことです。大事なのは、何時間働くのか、残業はどう計算されるのか、休憩は取れているか、休日出勤はあるかです。額面だけで判断すると、時給換算で思ったより条件が悪いことがあります。

また、休憩時間が「名目上あるだけ」で実際には取れていないケースも見逃されやすいです。韓国では4時間につき30分、8時間につき1時間の休憩が基準として示されています。実態と契約がずれていないかは、自分でも確認した方がよいです。

さらに、問題が起きても記録を残していないため、後で説明できないことも多いです。出勤記録、給与明細、雇用契約、チャット履歴は、違和感を覚えた時点から保存しておく方が安全です。

注意点

韓国の労働ルールで注意したいのは、原則を知ることと、自分の職場への適用関係を確認することは別だという点です。たとえば、事業場規模によって適用の仕方が異なる部分があります。だからこそ、一般論だけで判断せず、必要ならMOELや専門相談へつなぐのが重要です。

次に、最低賃金は毎年変わり得るため、古い情報で判断しないことです。2026年は時給10,320ウォンですが、前年とは違います。ブログやSNSの古い数字を信じると判断を誤ります。

また、問題が起きてから初めて契約書を探す人も多いですが、それでは遅いです。契約、給与明細、出退勤記録は最初から整理しておくべきです。働き始めた直後は面倒に感じても、後で自分を守る材料になります。

判断基準

韓国で自分の労働条件が危険かどうかを見るには、次の3つが基準になります。

第一に、労働時間と休憩が基準から大きく外れていないかです。1日8時間・週40時間を大きく超えるのに、残業扱いが曖昧なら要注意です。

第二に、最低賃金と割増賃金の考え方が反映されているかです。2026年最低賃金を下回っていないか、延長・深夜・休日労働の50%割増が考慮されているかを見ます。

第三に、問題が起きたとき相談ルートが見えるかです。社内で解決できないなら、MOELの1350やe-people、Seoul Global Centerなど外部ルートを持っておくことが重要です。

まとめ

韓国で働く外国人にとって、労働ルールの理解は保険ではなく必需品です。外国人でも韓国の労働法の保護を受け、労働時間、休憩、休暇、最低賃金、割増賃金には基準があります。2026年最低賃金は時給10,320ウォンであり、最低ラインの確認にも使えます。

大切なのは、月給の見た目だけで判断しないこと、勤務実態を自分でも記録すること、違和感があれば相談ルートを知っておくことです。韓国で安心して働くためには、「知らなかった」を減らすことが最初の防御になります。

次にやるべきこと

  1. 1雇用契約の労働時間・休憩・休日・給与条件を確認する
  2. 22026年最低賃金と自分の条件を照らし合わせる
  3. 3残業・深夜・休日労働の割増計算を確認する
  4. 4給与明細と出退勤記録を保存する
  5. 5違和感があればMOEL 1350やe-peopleの利用方法を確認する
  6. 6必要ならSeoul Global Centerや労務相談につなぐ

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