2026年4月15日 公開

ノルウェーで病欠したら給料はどうなる? sick leave と sick pay の基本を整理

最初の16日は employer、その後は Nav。自己申告と医師の証明の違いも重要

ノルウェーの病欠制度で知っておきたい employer の16日負担、Nav への移行、4週間勤務要件、自己申告(egenmelding)と医師証明の違いを解説します。

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ノルウェーの病欠制度で知っておきたい employer の16日負担、Nav への移行、4週間勤務要件、自己申告(egenmelding)と医師証明の違いを解説します。

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ノルウェーで病欠したら給料はどうなる? sick leave と sick pay の基本を整理

結論

ノルウェーで働き始めると、体調を崩したときの sick leave と sick pay の仕組みを早めに理解しておいた方が安全です。結論から言うと、employee の通常の sickness absence では、最初の16日は employer liability period として employer が sick pay を負担し、その後は Nav が支給を引き継ぐのが基本です。

ただし、ここで重要なのは「病欠すればいつでも full protection される」と考えないことです。Nav から sickness benefit を受けるには、通常は少なくとも4週間は働いていること、そして annual income が少なくとも 0.5G 相当あることが関わります。つまり、移住直後や働き始めたばかりの人ほど、この前提確認が重要です。

さらに、病欠の伝え方にも違いがあります。最初の短期欠勤では self-certification、ノルウェー語で egenmelding を使える場合がありますが、これは employer に少なくとも2か月働いていることなどが前提です。したがって、「少し体調が悪いから self-certification で休む」と気軽に考える前に、自分がその権利を持っているかを見た方が安全です。

前提

ノルウェーの sickness benefit は、病気やけがで働けないときの income protection です。ただし、誰でも初日から Nav が全部支払うわけではありません。employee の通常ケースでは、最初の16日間は employer liability period で、employer が sick pay を負担します。その後、病欠が続けば Nav が sickness benefit を支払います。

Nav の案内では、Nav 分の sickness benefit を受けるには、少なくとも4週間 prior to your sick leave は働いている必要があります。さらに average annual income が 0.5G を超えている必要があります。つまり、ノルウェーへ来てすぐ働き始めた人や、収入がまだ薄い人は、自動的に full protection になるとは限りません。

また、病欠には document の違いがあります。doctor などが出す medical certificate による sick note と、employee 自身が最初の短期間を申告する egenmelding は別です。Nav の案内では、egenmelding を使うには同じ employer に at least two months 働いていることが最低スキームの前提であり、連続3 calendar days まで、1年に4回までという minimum arrangement が示されています。

このため、病欠制度は「病気なら休める」というだけでなく、「誰が最初に払うのか」「どの document が必要か」「自分が self-certification を使える立場か」を分けて見る必要があります。

実際の流れ

体調を崩して働けないとき、まずやるべきことは employer に知らせることです。そのうえで、自分が egenmelding を使える立場か確認します。もし同じ employer に2か月以上働いていて、短い欠勤なら self-certification で進められる可能性があります。

欠勤が longer になる、あるいは employer が medical certificate を求める場合は、doctor などから sick note を受ける必要があります。Nav は sickness benefit に medical certificate が必要だと案内しています。つまり、自己判断で長く休むだけでは給付実務は進みません。

病欠が最初の16日以内なら、通常は employer が sick pay を負担します。もし病欠が16日を超えるなら、Nav 側の sickness benefit へ移っていきます。このタイミングでは employer が income report を提出する必要があります。employee だけが動けば済む話ではなく、employer の実務も関わります。

また、病欠から復帰して4週間未満で再び sick leave になった場合、Nav が first day から支払うこともありえます。逆に4週間を超えてからの新たな病欠なら、通常どおり employer の最初の16日負担に戻ります。ここも実務上かなり重要です。

よくある失敗

最も多い失敗は、病欠したら初日から Nav が払うと思ってしまうことです。通常の employee では、最初の16日は employer liability period です。ここを理解していないと、給与の流れを読み違えます。

次に多いのが、働き始めてすぐでも self-certification を自由に使えると思ってしまうことです。minimum scheme では、same employer で at least two months 働いている必要があります。

三つ目は、長引く病欠でも doctor の certificate を後回しにしてしまうことです。短期の自己申告と、給付のための medical documentation は別です。長引きそうなら早めに doctor へつながる必要があります。

四つ目は、4週間勤務要件と 0.5G 基準を見落とすことです。移住初年度や短時間就労の人はここでズレやすいです。

注意点

sick leave 制度は手厚いですが、document と timing が重要です。病気そのものより、連絡、証明、給与処理の順番でつまずくことが多いです。だから、元気なうちに仕組みを知っておく方が実務的です。

また、egenmelding の minimum rules は employer が拡張している場合もあります。たとえば IA arrangement などで自己申告日数が広がるケースもありますが、少なくとも最低ルールは知っておいた方が安全です。

さらに、病欠中に転職や複数雇用がある場合、給付計算は単純ではなくなります。特殊ケースでは「一般論どおり」と思い込まない方がよいです。

判断基準

自分が病欠時にどこまで守られるかを見るときは、まず同じ employer にどれくらい働いているかを確認してください。次に、年収見込みが 0.5G を超えているか、病欠が何日続きそうかを見ます。

そのうえで、最初の短期なら egenmelding が使えるか、16日を超えそうなら doctor の certificate と employer の income report が必要になると考えると整理しやすいです。

迷ったら、「雇用期間」「0.5G 基準」「最初の16日」「egenmelding の可否」「doctor certificate の必要性」の5つを整理してください。これで病欠の見通しがかなり立ちます。

まとめ

ノルウェーの sick leave と sick pay は、最初の16日を employer が負担し、その後は Nav が引き継ぐのが基本です。ただし、Nav 分には通常4週間の勤務実績と 0.5G 以上の income 基準が関わり、短期の自己申告にも 2か月勤務などの前提があります。

移住者にとって重要なのは、病気になってから慌てるのではなく、病欠制度の順番を先に知っておくことです。制度自体は整理されていますが、自分がどの段階の権利を持っているかを把握しているかどうかで、安心感が大きく変わります。

次にやるべきこと

  1. 1同じ employer に何か月働いているか確認する
  2. 2年収見込みが 0.5G を超えているか確認する
  3. 3egenmelding を使える条件を確認する
  4. 4長引く病欠では doctor certificate が必要だと理解する
  5. 516日を超える場合は Nav 移行の流れも把握する

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