2026年4月14日 公開

スウェーデンで賃貸を探す方法と失敗しない進め方

first-hand、second-hand、住宅キュー、契約前確認まで実務順で整理

スウェーデンで賃貸を探すときに知っておくべき first-hand と second-hand の違い、住宅キュー、探し方、契約前の注意点を実務ベースで解説します。

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スウェーデンで賃貸を探すときに知っておくべき first-hand と second-hand の違い、住宅キュー、探し方、契約前の注意点を実務ベースで解説します。

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スウェーデンで賃貸を探す方法と失敗しない進め方

結論

スウェーデンで住まい探しをするときに最初に理解すべきことは、「良い部屋を1つのサイトで一気に見つける国ではない」という点です。日本のように、大手不動産ポータルを1つ見れば大半が分かる感覚で進めるとかなり苦戦します。スウェーデンでは、自治体系住宅会社、民間オーナー、民間賃貸サイト、短期賃貸、そして second-hand と呼ばれる又貸しのような形が並行して存在しており、複数ルートを同時に使う前提で動いた方が現実的です。

特に移住直後は、いきなり理想の長期賃貸を取ろうとするより、「まず安全に住める場所を確保し、そのあと本命を探す」という二段階の考え方の方が失敗が少ないです。大都市では first-hand 契約、つまり家主や住宅会社との直接契約の待機時間が長くなりやすく、実際には最初は second-hand や短期契約から始まる人も多いです。

結論を先に整理すると、スウェーデンでの賃貸探しは次の順番で考えると進めやすいです。

  1. 1住みたい都市だけでなく周辺エリアまで広げる
  2. 2自治体系住宅会社、民間オーナー、民間サイトを並行して見る
  3. 3契約前に written contract があるか確認する
  4. 4second-hand は「貸してよい物件か」「支払い前に書面があるか」を必ず確認する
  5. 5住民登録や通勤、子どもの学校導線まで含めて判断する

スウェーデンの住まい探しは、条件が良い物件を見つけるゲームではありません。最初の目的は「安全に住めて、次の行政手続きや仕事や生活が進められる場所を取ること」です。ここを履き違えないことが重要です。

前提

まず前提として、スウェーデンでは first-hand と second-hand の違いを理解しておく必要があります。first-hand は住宅会社やオーナーと直接結ぶ長期的な賃貸契約で、安定性が高い反面、特に都市部では順番待ちや競争が厳しくなりやすいです。second-hand は、first-hand 契約者や持ち家の所有者から一時的に借りる形で、移住初期には現実的な選択肢になりやすいです。

ただし、second-hand は便利な一方で、確認不足だとトラブルになりやすいです。スウェーデンの公式ガイドでも、sublet が許可されているかの確認、そして契約や支払いの前に書面を求めることが勧められています。つまり、second-hand は普通の選択肢ではあるものの、「口約束で入る」ものではありません。

また、スウェーデンには全国統一の単一住宅ポータルがないため、探し方そのものを複線化する必要があります。自治体の住宅会社の公式サイト、民間住宅会社のサイト、自治体がまとめている private landlord の一覧、そして民間プラットフォームなどを組み合わせる考え方が基本です。

さらに、移住者にとって重要なのは、家そのものより「その家で生活導線が回るか」です。具体的には以下です。

・職場までの通勤 ・Skatteverket など手続きの進めやすさ ・子どもの保育園や学校導線 ・日用品や交通へのアクセス ・長く住めるか、つなぎの住まいか

スウェーデンでは公共交通が比較的使いやすい地域も多いため、中心部だけに固執せず、周辺市町村や隣接エリアまで含めて探した方が成功確率は上がります。特に大都市圏で「駅近、中心部、即入居、長期、低家賃」を同時に狙うとかなり厳しいです。

実際の流れ

実際の進め方としては、まず地域を決めるときに「住みたい街」だけでなく、「通勤圏で住める街」まで含めて候補を広げます。スウェーデンの公式ガイドでも、近隣地区や周辺都市まで広げることが現実的だとされています。移住初期にありがちなのが、都市名だけで探して家が全く見つからず、結果的に高い短期滞在を長引かせることです。

次に、探すルートを3本立てにします。

1本目は自治体系の住宅会社です。自治体の公式サイトから local housing company を探し、登録や募集情報を確認します。長期の first-hand 契約に近づきやすいルートです。

2本目は民間の住宅会社や個人オーナーです。自治体によっては private landlord の一覧を出していることがあります。ここは地味ですが意外と重要です。大手プラットフォームだけ見ていると拾えない募集があります。

3本目は民間賃貸プラットフォームです。second-hand や短期の募集が多く、移住初期の現実的な入口になります。ただし、ここはスピード感がある一方で、確認不足で振り込みだけ先にしてしまうリスクもあるため慎重さが必要です。

問い合わせ時に大事なのは、単に「借りたいです」ではなく、自分の状況を短く説明できることです。たとえば以下のような情報です。

・いつ入居したいか ・何人で住むか ・仕事や収入の状況 ・喫煙の有無 ・滞在予定期間 ・家賃支払い能力

スウェーデンでは短い自己紹介で信用感を伝えることが大切です。特に second-hand では、応募者が多い場合、先に安心材料を示せる人の方が有利です。

内見や契約前には、少なくとも次を確認します。

・契約が書面であるか ・家賃に何が含まれるか ・デポジットの条件 ・退去条件 ・又貸しが正式に認められているか ・家具付きかどうか ・住所登録に支障がないか

移住初期は焦るので、「とにかく部屋を押さえたい」という心理になりやすいですが、ここで送金だけ先にするのが最も危険です。公式ガイドでも、契約前や確認前の支払いには慎重であるべきとされています。

よくある失敗

最も多い失敗は、「first-hand だけを狙って何も決まらない」ことです。確かに理想は first-hand ですが、移住直後からそれ一本に絞ると、住まいが決まらず他の生活が全部止まります。最初は second-hand や短期契約も含めて考え、生活を先に立ち上げる方が合理的です。

次に多いのが、中心部だけで探すことです。スウェーデンでは通勤可能な周辺エリアでも十分生活しやすい地域があります。最初から中心部しか見ないと、価格も競争も厳しくなります。

また、契約の確認が甘いのも典型的な失敗です。家賃に光熱費やネットが含まれると思っていた、退去通知の条件を見ていなかった、sublet の許可の有無を確認していなかった。こうした確認不足は後から効きます。

もう一つ多いのは、住まいを「家賃の安さ」だけで選ぶことです。実際には、通勤コスト、時間、保育や学校導線、買い物環境まで含めて考えないと、トータルでは不利になることがあります。スウェーデンでは生活の実務全体を回せるかで見るべきです。

注意点

注意点は5つあります。

1つ目は、全国共通の住宅ポータルがないことです。複数ルートを同時に回す前提で動かないと、情報量で負けます。

2つ目は、first-hand は理想的でも、都市部では時間がかかることがある点です。移住初期は「本命の前に仮住まい」が普通にあり得ます。

3つ目は、second-hand は普通の選択肢だが、契約と許可確認が必須だということです。ここを飛ばしてはいけません。

4つ目は、家賃以外の生活導線を必ず見ることです。職場、学校、交通、スーパー、医療、行政手続き。家は単体で存在しているわけではありません。

5つ目は、住民登録や郵便受取の観点です。移住初期は住所の安定が他の手続きに影響します。短期物件でも、その期間に何が進められるかを考えて選ぶ必要があります。

判断基準

どの物件を選ぶべきか迷ったら、次の順で判断すると実務的です。

まず、安全かどうかです。書面契約があるか、支払い条件が明確か、貸す権利が確認できるか。この3点が曖昧なら候補から外した方がいいです。

次に、生活を立ち上げられるかです。通勤、買い物、交通、子どもの導線、行政手続きのしやすさ。この観点で使える物件かを見るべきです。

その次に、期間です。短期のつなぎ物件なのか、半年以上住めるのかで意味が変わります。つなぎ物件なら「次へ進むための拠点」と割り切るべきですし、長期なら契約条件をより厳密に見る必要があります。

最後に価格です。家賃だけでなく、交通費、家具の有無、光熱費込みかどうかも含めて総額で見ることが大切です。

まとめ

スウェーデンでの住まい探しは、理想の物件探しというより、生活基盤を作るための戦略です。特に移住初期は、first-hand にこだわりすぎず、second-hand や短期契約をうまく使いながら、行政手続きや仕事や家族生活を前に進めることの方が重要です。

押さえるべきポイントは次の通りです。

・複数ルートで探す ・中心部だけに固執しない ・契約は必ず書面で確認する ・second-hand は許可の有無を確認する ・家賃だけでなく生活導線で判断する

この順番で動けば、移住初期の住まい探しで大きく失敗する確率はかなり下がります。

次にやるべきこと

今すぐやるべきことは次の5つです。

  1. 1住みたい都市だけでなく通勤圏を3段階で整理する
  2. 2自治体系住宅会社と民間オーナーのルートを同時に調べる
  3. 3second-hand を含めた短期の選択肢も用意する
  4. 4問い合わせ用の自己紹介文を英語で作る
  5. 5契約前確認リストを先に作ってから内見と送金に進む

このバッチ反映後のスウェーデン記事数は6本、30本まであと24本です。この記事は4本目です。

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