2026年4月12日 公開

イギリス到着後に最初の7日でやるべきこと

eVisa、住民登録まわり、就労準備、医療、子どもの学校まで、渡航直後に詰まりやすい手続きを順番に整理

イギリスへ移住・渡航した直後は、何から手を付けるべきか迷いやすいです。この記事では、到着後7日以内に優先すべき手続きを、eVisa確認、就労準備、GP登録、住まい関連、家族帯同まで含めて実務目線でまとめます。

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この記事のポイント

イギリスへ移住・渡航した直後は、何から手を付けるべきか迷いやすいです。この記事では、到着後7日以内に優先すべき手続きを、eVisa確認、就労準備、GP登録、住まい関連、家族帯同まで含めて実務目線でまとめます。

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イギリス到着後に最初の7日でやるべきこと

結論

イギリスに到着して最初の7日で最優先にやるべきことは、生活を整えることではなく、まず「自分がこの国で合法的に生活・就労・受診できる状態を証明できるようにすること」です。

順番でいうと、最初に確認すべきは eVisa と UKVI アカウントです。そこが曖昧なままだと、仕事、住まい、各種契約、本人確認の場面で止まりやすくなります。次に、住まいの住所にひもづく手続き、働く人なら National Insurance number の確認または申請、家族がいるなら GP 登録や学校関連の準備を進めます。

逆に、最初の1週間で後回しにしてはいけないのは、以下の5つです。

  1. 1eVisa とログイン情報の確認
  2. 2住む住所を基準にした行政・生活手続きの整理
  3. 3就労予定がある場合の right to work と National Insurance number の確認
  4. 4GP 登録
  5. 5子どもがいる場合の学校申請の準備

到着直後は家具や買い物、口座やSIMのことばかり気になりがちですが、本当に大事なのは「あとで詰まるものを先に潰す」ことです。ここを外すと、仕事開始日や受診、家族の生活立ち上げが遅れます。

前提

まず前提として、現在のイギリスでは入国・滞在資格の確認方法が以前と変わっています。昔の感覚で「BRPカードがあれば大丈夫」と考えると危険です。現在は eVisa ベースの運用が進んでおり、自分の滞在資格や条件を UKVI アカウント経由で確認できる状態にしておくことが重要です。

また、イギリスといっても、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで細かい行政運用は異なります。この記事は主に移住者が多いイングランドを基準に説明しますが、住む地域によって自治体、医療、教育、住宅関連の窓口や制度名が変わることがあります。そのため、全国共通で考えるべきことと、地域ごとに確認すべきことを分けて理解するのが大切です。

もうひとつ大事なのは、到着後の手続きには「絶対に今すぐ必要なもの」と「生活が落ち着いてからでよいもの」があることです。すべてを一気にやろうとすると混乱します。最初の1週間は、証明、住所、就労、医療、子どもの生活基盤の5分野だけに集中した方がうまくいきます。

実際の流れ

到着初日から2日目にやるべきことは、まず UKVI アカウントに問題なく入れるか確認することです。ログインに使うメールアドレスや電話番号、パスポート情報とのひも付きに問題があると、その後の share code 発行やステータス証明で止まります。特に、雇用主や家主に滞在資格を示す必要がある人は、share code をすぐ出せる状態にしておくことが重要です。

次に、住む場所が決まったら、その住所を基準に必要な行政手続きを整理します。ここでいう住所とは、単なる荷物の届け先ではなく、自分の生活拠点として今後の手続きの起点になる住所です。自治体関連の請求や通知、学校、医療、場合によっては雇用関係の書類でも住所が前提になるため、仮住まいなのか本住居なのかを自分で明確にしておく必要があります。

3日目から5日目にかけては、働く予定がある人は right to work の確認と National Insurance number の確認を進めます。ここで重要なのは、National Insurance number がまだ届いていなくても、働く権利を証明できれば就労開始自体はできるケースがあることです。そのため、番号が来ていないことだけを理由に仕事開始を諦める必要はありません。ただし、給与処理や記録上の問題が起きないよう、雇用主と早めに共有しておくべきです。

同時に、医療面では GP 登録を早めに行います。特に小さな子どもがいる家庭、持病がある人、妊娠中の人は後回しにしない方がいいです。具合が悪くなってから探すのでは遅く、登録済みかどうかで初動が変わります。到着直後は「まだ病気じゃないから大丈夫」と考えがちですが、移住初期は環境変化や疲労で体調を崩しやすく、医療アクセスの確保は想像以上に重要です。

家族帯同の場合は、最初の1週間で学校の考え方も整理しておくべきです。イングランドでは、学校申請は基本的に自分が住むエリアの local council を通じて進める流れになります。まだ正式申請まで行かなくても、どの住所で申請するのか、いつから通わせたいのか、必要書類は何かを早めに確認しておくことが大切です。学校は「あとで考える」では間に合わないことがあります。

住まい関連では、イングランドやウェールズ等では Council Tax の対象になるかどうかを確認し、必要な場合は自治体への届け出や登録を進めます。これは請求が来てから考えるのではなく、引っ越した時点で主体的に確認するものです。あとで未処理が見つくと、請求調整や支払いトラブルの原因になります。

よくある失敗

一番多い失敗は、eVisa を「入国できたから大丈夫」と放置することです。実際には、就労、賃貸、本人確認など、入国後の生活で使う場面の方が多いです。ログインできない、share code の出し方が分からない、登録情報が古いといった状態は、渡航後に一気に不便になります。

次に多いのが、National Insurance number がないと働けないと思い込むことです。実務では、就労権の証明と NI 番号の扱いは分けて考える必要があります。ここを混同すると、必要以上に仕事開始を遅らせてしまいます。

三つ目は、住所が落ち着くまで何もしないことです。もちろんホテルや短期滞在先の段階では進めにくい手続きもありますが、だからといって全部保留にしてしまうと、その後に一気に負荷が集中します。仮住まいの段階でできる確認と、本住所が確定してからやるべきことを分けておくべきです。

四つ目は、GP 登録を後回しにすることです。医療は使わない前提でいると、いざという時に困ります。特に子どもがいる家庭は、発熱や感染症、学校提出用の確認など、想像以上に早く医療との接点が来ます。

五つ目は、学校を「気に入ったところに申し込めばいい」と考えることです。実際には住所、申請タイミング、自治体窓口、空き状況などが関わるため、感覚で進めると遅れます。

注意点

注意したいのは、イギリスでは「全国共通の大枠」と「地域ごとの運用」が混在していることです。ビザ・滞在資格・NI 番号のようなものは全国共通の考え方で進みますが、住まい、学校、地域医療の入口は自治体や居住エリアの影響を強く受けます。だからこそ、国の公式情報だけを見て終わりではなく、自分が住む council 名まで特定して確認するところまで進める必要があります。

また、share code や eVisa は「一度見たから終わり」ではありません。必要な相手に提示する場面が何度かありますし、有効期限や提出タイミングも意識した方が安全です。スクリーンショット保存だけに頼らず、必要な時に再発行・再提示できる状態にしておくことが重要です。

さらに、北アイルランドでは Council Tax ではなく domestic rates の仕組みがあるため、ネットで見た情報をそのまま当てはめないよう注意が必要です。イギリスと一括りにしても、住む地域で確認先が変わることを忘れない方がいいです。

判断基準

何から手を付けるか迷ったら、「止まったら生活全体に影響するもの」から順に考えると判断しやすいです。

最優先は、eVisa と本人確認まわりです。ここが曖昧だと、仕事も住まいも前に進みにくくなります。 次に優先すべきは、住所と就労です。どこに住み、どこで働くのかが決まると、必要な行政手続きが具体化します。 その次が医療です。特に家族帯同なら、GP 登録は早いほど安心です。 子どもがいる場合は、学校手続きを医療と同じくらい重要だと考えてください。学校探しは情報収集だけで済む話ではなく、時期とエリアの影響を受けるからです。

つまり、判断基準は次の通りです。

  1. 1法的な証明に関わるか
  2. 2仕事開始に影響するか
  3. 3家族の安全や健康に影響するか
  4. 4後回しにすると遅延コストが大きいか

この4つに当てはまるものから着手すれば、大きく外しません。

まとめ

イギリス到着後の最初の7日は、生活を豪華に整える期間ではなく、生活が止まらない土台を作る期間です。特に重要なのは、eVisa、住所、就労準備、GP、学校の5点です。

この5つを早めに押さえておけば、その後の銀行、通信、家具、買い物、地域適応といった生活面はかなり進めやすくなります。逆にここを曖昧にしたままだと、表面的には暮らし始められても、あとから仕事や家族の手続きで詰まりやすくなります。

移住初期に必要なのは、完璧さではなく優先順位です。最初の1週間で全部終わらなくても構いません。ただし、何を先にやるべきかを間違えないことがとても重要です。

次にやるべきこと

今日やることは3つです。

  1. 1UKVI アカウントにログインし、eVisa と share code の確認方法を把握する
  2. 2住む住所を基準に、自治体・GP・学校の窓口を一覧化する
  3. 3就労予定があるなら、雇用主提出用の right to work と NI 番号の状況を整理する

これだけでも、到着直後の混乱はかなり減ります。移住は情報量が多いですが、最初の1週間は「証明・住所・就労・医療・学校」に絞って動くのが正解です。

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