2026年4月12日 公開

イギリスでNHS prescription chargeはいくら?誰が無料でPPCは得なのか

England の処方薬自己負担について、2026–27 の £9.90 ルール、無料対象、Prescription Prepayment Certificate の損益分岐まで整理

England で薬をもらうときの NHS prescription charge について、1 item ごとの課金、2026–27 の料金、無料になる人、PPC の使い方とどんな人に得かを実務目線でまとめます。

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England で薬をもらうときの NHS prescription charge について、1 item ごとの課金、2026–27 の料金、無料になる人、PPC の使い方とどんな人に得かを実務目線でまとめます。

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イギリスでNHS prescription chargeはいくら?誰が無料でPPCは得なのか

結論

England で NHS の処方薬を受け取るとき、まず知っておくべきことは、処方箋は基本的に無料ではないということです。2026–27 でも prescription charge は 1 item あたり 9.90ポンドです。ここで重要なのは、1枚の処方箋につき 9.90ポンドではなく、item ごとに 9.90ポンドだという点です。たとえば同じ prescription の中に3種類の薬が入っていれば、原則 29.70ポンドかかります。

ただし、全員が払うわけではありません。年齢、妊娠、特定の病気、 benefits、低所得などによって無料になる人がいます。また、毎月薬を受け取る人は PPC、つまり Prescription Prepayment Certificate を使う方が安くなることがあります。2026–27 は 3か月 PPC が 32.05ポンド、12か月 PPC が 114.50ポンドです。

結論として最初に押さえるべきポイントは次の5つです。

  1. 1England の NHS prescription charge は 2026–27 も 1 item 9.90ポンド
  2. 21枚ではなく item ごとに課金される
  3. 3年齢、妊娠、特定病気、 benefits、HC2 などで無料になる人がいる
  4. 4contraception は常に無料
  5. 5定期薬が多い人は PPC の方が得になりやすい

前提

まず前提として、この記事は England の NHS prescription charge を前提にしています。Scotland、Wales、Northern Ireland では処方薬の自己負担ルールが違うため、同じ感覚で考えない方が安全です。

次に大事なのは、処方薬の自己負担は「病院で診てもらったかどうか」とは別に動くことです。NHS の GP を受診できても、薬は別で charge がかかることがあります。移住直後は「NHS だから全部無料だろう」と思いがちですが、England ではそこが違います。

さらに、prescription charge は item ごとの課金です。ここを理解していないと、思ったより会計が高く感じやすいです。花粉症、ぜんそく、皮膚科薬、子どもの薬などで複数 item が出ると、一度にかなりの額になることがあります。

実際の流れ

最初にやるべきことは、自分が無料対象かどうかを確認することです。England では、16歳未満、16〜18歳で full-time education、60歳以上、妊娠中または出産後12か月以内で有効な maternity exemption certificate を持つ人、一定の medical exemption certificate 保有者、特定 benefits 受給者、HC2 certificate 保有者などは無料です。

ここで移住者が見落としやすいのが maternity exemption と HC2 です。妊娠中や出産後1年以内の人は、条件を満たせば無料になりますし、低所得の人は NHS Low Income Scheme を通じて HC2 を取れると無料になります。つまり、「年齢にも病気にも当てはまらないから全部有料」とは限りません。

次に、自分が毎月どれくらい薬を受け取るかを考えます。PPC は、処方箋を都度払う代わりに先に一定額を払っておく仕組みです。2026–27 は 3か月 PPC が 32.05ポンド、12か月 PPC が 114.50ポンドです。単純計算すると、3か月 PPC は 4 item 以上、12か月 PPC は年間 12 item を少し超えるくらいから元が取りやすくなります。つまり、月1回以上の定期薬がある人はかなり検討価値があります。

また、PPC は節約だけでなく心理的にも楽です。花粉症、避妊以外の継続薬、皮膚薬、精神科薬、甲状腺薬など、月ごとに item 数が読みにくい人ほど、その都度の支払いを気にしなくて済むメリットがあります。

よくある失敗

一番多い失敗は、処方箋1枚につき 9.90ポンドだと思うことです。実際には item ごとの課金です。1枚に複数薬があると、その分だけかかります。

次に多いのが、自分は無料対象ではないと思い込むことです。妊娠中、出産後、低所得、特定 benefits、特定 medical condition など、実際には当てはまる人がいます。特に移住直後は制度を知らないだけで払ってしまうことがあります。

三つ目は、定期薬があるのに PPC を考えないことです。毎月1〜2 item が出る人は、年間で見ると PPC の方が楽で安いことが多いです。

四つ目は、contraception も有料だと思うことです。NHS では contraception は常に無料です。ここは実務上かなり大きいです。

五つ目は、England のルールを UK 全体のルールだと思うことです。Scotland などでは前提が違うため、England 以外に住む人にそのまま当てはめない方が安全です。

注意点

注意したいのは、無料になると言っても、証明書や資格の有効性が必要なケースがあることです。たとえば maternity exemption certificate や medical exemption certificate は、条件に当てはまるだけではなく、有効な証明を持っていることが前提になります。

また、PPC が得かどうかは item 数で見るべきです。単に「毎月 GP に行くかどうか」ではなく、実際に何 item 処方されるかで考える方が正確です。同じ月1回受診でも、1 item だけの人と3 item 出る人では意味が変わります。

さらに、薬の一部は常に無料です。contraception や hospital inpatient に対する medicines などは、一般の有料ルールとは分けて理解する必要があります。

判断基準

自分が prescription charge をどう考えるべきか迷ったら、次の4つで整理すると分かりやすいです。

  1. 1自分は無料対象に当てはまるか
  2. 2毎回の prescription で何 item 出ることが多いか
  3. 33か月で 4 item 以上、または1年で 12 item 前後以上になりそうか
  4. 4England に住んでいるか

1で exemption の可能性を見ます。2で都度払いの実態を把握します。3で PPC が得かを考えます。4でそもそも England の charge ルールが適用されるかを確認します。

つまり判断基準は、「NHS だから無料かどうか」ではなく、「自分が無料対象か」「有料なら PPC の方が得か」です。ここを分けるとかなり整理しやすくなります。

まとめ

England の NHS prescription charge は 2026–27 でも 1 item 9.90ポンドです。item ごとの課金なので、定期薬や複数薬がある人は思ったより負担が大きくなることがあります。

一方で、年齢、妊娠、特定病気、 benefits、HC2 などで無料になる人もいますし、そうでなくても PPC を使えば支出を抑えられることがあります。大事なのは、自分が exemption 対象かを先に確認し、そのうえで有料なら PPC を使うかどうかを考えることです。

次にやるべきこと

今日やるべきことは次の3つです。

  1. 1自分が free prescription の対象かを確認する
  2. 2普段の prescription で何 item 出るかを数える
  3. 3年間の item 数が多そうなら PPC を検討する

この3つをやるだけで、処方薬の自己負担はかなりコントロールしやすくなります。

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