2026年4月12日 公開

イギリスでDBS checkは自分で取れる?Basic・Standard・Enhancedの違い

採用時によく出てくる DBS check について、自分で申請できる範囲、employer 経由になる範囲、2026年の self-employed 変更点まで整理

イギリスで仕事探しをしていると出てくる DBS check について、Basic・Standard・Enhanced の違い、自分で申請できるか、childcare や care 系でなぜ必要なのか、Update Service まで実務目線で整理します。

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イギリスで仕事探しをしていると出てくる DBS check について、Basic・Standard・Enhanced の違い、自分で申請できるか、childcare や care 系でなぜ必要なのか、Update Service まで実務目線で整理します。

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イギリスでDBS checkは自分で取れる?Basic・Standard・Enhancedの違い

結論

イギリスで仕事探しをしていると、採用条件として DBS check を求められることがあります。特に childcare、school、care、healthcare、charity などの分野ではかなり実務的に重要です。

最初に結論を言うと、DBS check は種類によって自分で申請できるものとできないものが分かれます。

Basic DBS check は、本人が自分で申請できます。これは比較的広く使える criminal record check で、特定の eligibility 制限はありません。一方で、Standard DBS check と Enhanced DBS check は、原則として本人が勝手に自分用として申し込むものではなく、応募先 employer 側が role の適格性を確認したうえで進めるものです。

ここが最も誤解されやすい点です。移住直後の人は「とりあえず自分で Enhanced DBS を取っておけば仕事探しに有利だろう」と考えがちですが、通常はそうはなりません。Standard と Enhanced は、role が法律上 eligible かどうかが前提で、employer が関わる必要があります。

ただし、2026年1月21日からは例外が一部広がりました。paid self-employed worker や personal employee で、かつ role が eligible なら、Umbrella Body を通じて Enhanced または Enhanced with Barred List(s) を申請できるようになっています。これは近年の大きな変更点です。

最初に押さえるべきポイントは次の5つです。

  1. 1Basic は自分で申請できる
  2. 2Standard と Enhanced は原則 employer 経由
  3. 3どの level が必要かは role によって決まる
  4. 4childcare や care 系は Enhanced や Barred List が関わりやすい
  5. 52026年から一部の self-employed は Umbrella Body 経由で Enhanced 系を申請できる

前提

まず前提として、DBS は Disclosure and Barring Service のことです。採用時に criminal record の確認が必要な役割で使われます。ただし、どの仕事でも自由に深いチェックができるわけではありません。

DBS check は大きく Basic、Standard、Enhanced、Enhanced with Barred List(s) に分かれます。Basic は比較的広く使えますが、Standard や Enhanced は、employer が法律上その role で exempted question をできる立場かどうか、つまり full criminal history や追加情報を確認する資格があるかどうかが重要です。

ここで重要なのは、DBS の level は「会社が厳しく見たいから」では決まらないことです。法的にその role が eligible かどうかで決まります。つまり、強い check をしたいからといって、どの employer でも Enhanced を求められるわけではありません。

また、移住者が混乱しやすいのは、「police certificate」と「DBS check」は別だということです。ビザ申請で海外の police certificate を求められる話と、英国国内の採用で求められる DBS は同じではありません。仕事探しでは、この違いを分けて理解した方が安全です。

実際の流れ

最初にやるべきことは、自分が応募する role がどの level の DBS を求められる仕事かを確認することです。office work や一般事務などでは DBS 自体が不要なこともありますし、必要でも Basic にとどまることがあります。一方、子どもや vulnerable adults に関わる role では Enhanced や Barred List(s) が関わる可能性があります。

Basic DBS は、自分でオンライン申請できます。GOV.UK でも、Basic は本人が直接申請できると案内されています。つまり、一般的な仕事探しで「まず何かしらの DBS を持っておきたい」と考えるなら、Basic が自分で取れる範囲です。

ただし、Standard と Enhanced は違います。公式ガイダンスでは、applicants は Standard や Enhanced を自分で申し込めず、employer who asked for the DBS check を通す必要があると明記されています。つまり、応募先が決まって、その role が eligible であることを employer 側が確認してから進むのが原則です。

さらに、2026年1月21日からの変更で、paid self-employed worker や personal employee は、eligible role であれば Umbrella Body 経由で Enhanced または Enhanced with Barred List(s) を申請できるようになりました。たとえば個人雇用の carer など、従来は employer 側ルートで詰まりやすかった人にとってかなり重要な変更です。ただし、eligibility 自体が緩くなったわけではありません。role が既存ルールで eligible である必要があります。

費用面では、現在の公式案内で Basic は 21.50ポンド、Standard も 21.50ポンド、Enhanced と Enhanced with Barred List(s) は 49.50ポンドです。Umbrella Body を使う場合は、これに加えて独自の administration fee が上乗せされることがあります。

また、採用後に同種の仕事をまたぐ可能性がある人は Update Service も検討できます。Update Service は Standard と Enhanced 向けで、certificate issue 日から 30日以内に join する必要があります。年16ポンドで、volunteer は無料です。これを使うと、同じ workforce・同じ level の範囲で、future employer が online で status を確認しやすくなります。

よくある失敗

一番多い失敗は、Enhanced DBS を自分で先回りして取ろうとすることです。通常は applicants 自身が勝手に取れるものではなく、employer 経由です。ここを理解していないと、余計な time と money を使います。

次に多いのが、Basic を持っていれば childcare や care の job にそのまま使えると思うことです。実際には role によって Standard や Enhanced、場合によっては Barred List(s) が必要です。Basic は万能ではありません。

三つ目は、role の eligibility を確認しないまま「会社が言うから Enhanced なのだろう」と受け入れることです。DBS level は employer の気分ではなく law で決まります。role が本当に eligible かは重要です。

四つ目は、Update Service を後からいつでも入れると思うことです。公式案内では、certificate issue 日から 30日以内に join する必要があります。これを過ぎると、また新しい DBS check が必要になりやすいです。

五つ目は、2026年の self-employed の変更を知らずに古い情報だけで判断することです。以前は「self-employed は Basic しか無理」という理解が強かったですが、今は一部で Enhanced 系のルートができています。

注意点

注意したいのは、DBS check の有無や level は「良い人材かどうか」の証明ではないことです。あくまで recruitment と safeguarding の一部です。特に Enhanced check は強そうに見えますが、どの role でも使えるわけではありません。

また、Umbrella Body を使う場合は official DBS fee 以外に admin fee が乗ることがあります。GOV.UK でも self-employed guidance でその点が案内されています。費用比較をするときは、DBS fee そのものと Umbrella の手数料を分けて考えた方がいいです。

さらに、Update Service は便利ですが、Basic check には使えません。Standard と Enhanced 用です。ここもかなり誤解されやすい点です。Basic を取ったあとに「Update Service に入ろう」と思っても、その certificate では使えません。

判断基準

自分が今どの DBS を見るべきか迷ったら、次の4つで整理すると分かりやすいです。

  1. 1応募する role に DBS 自体が必要か
  2. 2必要なら Basic で足りる role か
  3. 3Standard / Enhanced の eligible role か
  4. 4自分は organisation に雇われるのか、2026年ルールの self-employed / personal employee に当たるのか

1で不要な仕事を切り分けます。2で自分で Basic を取る意味があるかを見ます。3で employer 経由が必要かを判断します。4で 2026年の新ルートが使えるかを見ます。

つまり判断基準は、「先に何か DBS を持っておくべきか」ではなく、「自分の応募 role にどの level が legal に必要か」です。ここを押さえると、かなり無駄が減ります。

まとめ

イギリスの DBS check は、Basic・Standard・Enhanced で考え方が大きく違います。Basic は本人が自分で申請できますが、Standard と Enhanced は原則 employer 経由です。childcare や care、education、healthcare などでは Enhanced や Barred List(s) が関わることが多く、Basic だけで代替できるとは限りません。

2026年1月21日からは、一定の self-employed / personal employee が Umbrella Body 経由で Enhanced 系を申請できるようになったため、古い情報のまま「個人で働く人は Basic しか無理」と思い込まない方がいいです。

次にやるべきこと

今日やるべきことは次の3つです。

  1. 1応募する role が Basic なのか Standard / Enhanced なのか employer に確認する
  2. 2自分で先に取るなら、まず Basic が必要かどうかを考える
  3. 3childcare や care 系で self-employed に近い働き方なら、2026年の Umbrella Body ルートを確認する

この3つをやるだけで、DBS check で採用手続きが止まるリスクはかなり減ります。

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