2026年4月12日 公開

イギリスでP45がないときはどうする?starter checklistと税コードの考え方

転職時や初回就業でよく止まる P45 について、ない場合の動き方、starter checklist、BR・0T 税コードの注意点まで整理

イギリスで新しい仕事を始めるときに P45 がない場合、何をすればいいのかを解説。P45 の役割、starter checklist、税コードがズレやすい理由、最初の給与で確認すべき点まで公式情報ベースでまとめます。

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イギリスで新しい仕事を始めるときに P45 がない場合、何をすればいいのかを解説。P45 の役割、starter checklist、税コードがズレやすい理由、最初の給与で確認すべき点まで公式情報ベースでまとめます。

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イギリスでP45がないときはどうする?starter checklistと税コードの考え方

結論

イギリスで新しい仕事を始めるとき、P45 がなくても働き始めること自体はできます。止まる必要はありません。大事なのは、P45 がないまま放置しないことです。

P45 は、前の employer を辞めたときにもらう書類で、離職日、4月6日から離職日までの total pay と tax、tax code、National Insurance number などが入っています。新しい employer はこれを見て、どの tax code を使うか判断しやすくなります。

ただし、P45 がない人も珍しくありません。イギリスに来て最初の仕事なら前職の UK employer がそもそもありませんし、前職の離職タイミングや書類の受け取り遅れで手元にないこともあります。その場合は starter checklist を employer に出すのが正しい流れです。

最初に押さえるべきポイントは次の5つです。

  1. 1P45 がなくても就業開始はできる
  2. 2ない場合は starter checklist を employer に出す
  3. 3starter checklist を出さない、または誤ると BR や 0T など不利な tax code になりやすい
  4. 4P45 が後から届いても payroll は更新できる
  5. 5最初の payslip では tax code を必ず確認する

前提

まず前提として、P45 は employee 向けの PAYE 書類です。前の employer を辞めたときにもらうもので、P60 のように tax year 終了時点でもらう書類とは違います。新しい仕事に入るときに重要なのは、まさにこの P45 です。([gov.uk](https://www.gov.uk/paye-forms-p45-p60-p11d/p45))

また、移住者が誤解しやすいのは、「P45 がないと給料計算ができない」「働けない」と思うことです。実際には、HMRC は P45 がない場合の代替手段として starter checklist を用意しています。つまり、P45 がないこと自体は珍しい異常事態ではなく、制度として想定されています。([gov.uk](https://www.gov.uk/guidance/starter-checklist-for-paye))

さらに、P45 がないことと、right to work があることは別問題です。就労権確認は eVisa や share code などで行い、P45 は給与税計算のための書類です。ここを混ぜると混乱しやすいです。

実際の流れ

最初にやるべきことは、自分に recent P45 があるか確認することです。前の UK employer を最近辞めていて手元にあるなら、新しい employer に出すのが基本です。新しい employer はその情報を payroll に入れて、より適切な tax code を使いやすくなります。([gov.uk](https://www.gov.uk/new-employee/employee-information))

P45 がない場合は、starter checklist を記入して employer に渡します。HMRC は、「P45 がない」または「新しい employer がより多くの情報を必要としている」場合に starter checklist を使うと明確に案内しています。([gov.uk](https://www.gov.uk/guidance/starter-checklist-for-paye))

この checklist は軽く見ない方がいいです。学生ローン、他の job の有無、main job かどうかなど、税コードに影響する情報が入っています。HMRC も、正しく答えないと wrong amount of tax や student loan deductions につながると案内しています。([gov.uk](https://assets.publishing.service.gov.uk/media/69959214bfdab2546272bf04/Starter_checklist.pdf))

もし P45 や starter checklist を first pay の後に出した場合でも、終わりではありません。HMRC の employer guidance では、late P45 や late starter checklist が出たあとに payroll records を update する流れが案内されています。HMRC からすでに tax code が来ていればその code を使い続け、来ていなければ P45 や starter checklist を使って更新します。([gov.uk](https://www.gov.uk/new-employee/late-p45))

よくある失敗

一番多い失敗は、P45 がないのに何も出さないことです。すると employer は十分な情報がないまま payroll を走らせることになり、BR や 0T など不利な tax code になりやすくなります。HMRC も、starter checklist を出さない、または間違えると BR や 0T になることがあると案内しています。([gov.uk](https://www.gov.uk/guidance/changes-to-your-tax-code-when-you-start-a-new-job))

次に多いのが、P45 は昔の紙だからなくても同じだろうと軽く考えることです。実際には、新しい employer が pay and tax to date を把握するうえでかなり役立ちます。特に tax year の途中で転職した人は重要です。

三つ目は、P45 が後から届いてももう使えないと思うことです。実際には late P45 として payroll 更新に使える場面があります。だから、後からでも employer に共有した方がよいことがあります。([gov.uk](https://www.gov.uk/new-employee/late-p45))

四つ目は、最初の payslip を見ないことです。P45 がなくても手続きは進みますが、その結果として tax code がズレていることがあります。手取りだけではなく、tax code を見ないと原因が分かりません。

五つ目は、P45 と P60 を混同することです。P45 は離職時、P60 は tax year 終了時の書類です。新しい仕事の onboarding で必要なのは普通 P45 です。([gov.uk](https://www.gov.uk/paye-forms-p45-p60-p11d))

注意点

注意したいのは、P45 が recent であることです。HMRC の employer guidance では、通常は P45 から employee information を取りますが、recent P45 がないなら starter checklist を使うと案内しています。つまり、古い P45 を万能に使えると考えない方がいいです。([gov.uk](https://www.gov.uk/new-employee/employee-information))

また、2026年の employer help card では、starter checklist の declaration code C なら BR を使うこと、もし checklist 自体を完了できないなら 0T を使うことが示されています。つまり、最初の申告内容がかなり重要です。([gov.uk](https://www.gov.uk/government/publications/simplifying-the-onboarding-process-for-new-starters-communication-resources/employer-help-card-new-starter-information-helping-employers-get-it-right))

さらに、P45 がないのは「ミス」ではなく、特に海外から来たばかりの人には普通に起こりうる状態です。問題は、ないことそのものではなく、代替の starter checklist をきちんと処理しないことです。

判断基準

自分が今すぐ何を employer に出すべきか迷ったら、次の4つで整理すると分かりやすいです。

  1. 1recent P45 が手元にあるか
  2. 2なければ starter checklist をもう提出したか
  3. 3最初の payslip の tax code は自然か
  4. 4P45 が後から届く見込みがあるか

1が yes なら基本は P45 です。2が no なら最優先で checklist を出します。3で BR、0T、W1、M1、X などの不利・暫定 code を疑います。4が yes なら late P45 として employer に共有する価値があります。

つまり判断基準は、「P45 がないから終わり」ではなく、「P45 がないなら starter checklist、後から来たら update」という流れで考えることです。

まとめ

イギリスで新しい仕事を始めるとき、P45 は重要ですが、なくても手続きは進められます。その代わりに starter checklist を正しく出すことが非常に大切です。これをやらないと BR や 0T のような不利な tax code になりやすく、最初の給与で tax を多く引かれる原因になります。

P45 は離職時の PAYE 書類、starter checklist は P45 がないときの代替手段です。後から P45 が届いた場合でも payroll 更新に使えることがあるので、そこで諦めない方がいいです。

次にやるべきこと

今日やるべきことは次の3つです。

  1. 1recent P45 があるか確認する
  2. 2なければ starter checklist をすぐ employer に出す
  3. 3最初の payslip の tax code を確認する

この3つをやるだけで、転職時や初回就業の tax code トラブルはかなり減ります。

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